COLUMN機械部品で日本の産業を支える「大石溶接」のモノ作り! 若いパワーでチャレンジしませんか?
2020年に創業50年を迎えた「大石溶接」さんは、鉄をメインとし、素材からの加工と溶接で 日本の製茶業界と産業を支えている会社です。確かな品質と新しい分野に挑戦する会社を支える人材募集について、代表の大石俊行さんにお話を伺いました。
加工と溶接で日本の産業を支える会社「大石溶接」
Q.1「大石溶接」さんの事業内容を教えてください
※以下、大石さんのコメントは緑色で記載してあります※
ーー鉄を中心とした板金・製缶溶接がメインで、レーザー切断機をはじめ、さまざまな機械と職人の技術でお客様からのオーダーに応えるモノづくりをしています。
具体的にどのような物を製造していますか?
ーー現在は製茶機械関連が全体の70%で、図面をもとにフレームや部品を造っています。そのほか住宅パネルメーカーの壁等製造機械部品、自動車製造機械部品、船舶エンジン周辺部品なども製造しています。
当社の部品が製造工場の心臓部に使用されていたりするので、少し大袈裟かもしれませんが、私たちの仕事によって車が走り、家が建ち、お茶ができるのだと思っています。
どのようなお仕事内容ですか?
ーー作業は、材料をレーザーで切ったり、穴あけや曲げたりする加工班と、図面に沿って溶接を行う溶接班に分かれて行います。
溶接班が図面から材料リストを作成し、加工班に加工を依頼。加工班は材料の切断、レーザーで型切り、穴あけ・タップ・ベンダー(曲げ)加工・ロール加工などを行い、溶接班が溶接作業(CO2溶接・アルゴン溶接・アーク溶接)で部品を仕上げます。
50年も地域に信頼されている理由と強みはなんでしょうか?
ーー30年ほど前から、品質にこだわることで新しい取引先との仕事が増えました。厳しい目で評価してくださるお客様と出会えたことと社員の力で、ここ10年は特に技術が向上しています。当社の強みであり主役なのは「社員」と「製品」です。大石溶接には営業マンがいないんです。社員には「みんなが作ったものが営業マンだ」と言っています。良い製品であれば、お客様は「これを作った人にまたお願いしたい」と次の依頼が入ってくるんです。
Q2.大石溶接さんではどんな人を募集してますか?
ーー輪を大切に「考働」できる人ですね。先を見て日々考えて働くことは、自分を助ける力になると思っています。また、失敗を恐れずチャレンジできる人です。製造業は時期によっては時間の余裕があります。その時にたくさんチャレンジと失敗をして、そこから経験や学びを得て貰えたらと思います。
「輪」というのは、コミュニケーション力でしょうか?
ーー「バカになれる」ことですね。素直に人に質問できると、潤滑油のように職場や物事がまわるんです。これはプライドが高く社員と衝突していた過去の私の経験からも、大事だと感じています。
異業種からの転職や未経験者でも仕事ができますか?
ーー当社では基本的に経験者採用をしています。同業種からの社員も、異業種からの社員もいます。同業種の人はうちにはなかった経験や発想を持っていますし、異業種の人も持っているスキルを仕事に活かしています。学生時代に美術の勉強をしていた若手社員が、先輩が溶接した部品をスケッチして覚えることで、習得に3年かかる技術を1年で習得した時は驚きました。
資格は何か必要でしょうか。
ーー入社前に資格は特に必要ありません。仕事をする上で必要な資格は会社に入ってから取得できます。
同業種からの場合、もともと持っているスキルを活かせる環境でしょうか?
ーースキルを活かせる職場だと思います。当社が知らない技術を持っている人には、それを発揮して活躍して貰っていますし、成果に合わせて給与面で評価しています。また社員同士が切磋琢磨して成長できるので、ありがたいですね。
仕事にはどのような人が向いていますか?
ーー色々な作業にチャレンジしたいという人が嬉しいです。加工班と溶接班がありますが、両方の業務や機械を経験することで、溶接に適した加工がわかりますし、加工を知ることで溶接に必要な材料の依頼をスムーズに行うことができるんです。もちろん希望があると思うので、話し合いで決めていきたいですね。
Q3.大石溶接さんの働く環境・職場の雰囲気は?
ーー基本的に残業はなく定時で帰れる環境です。繁忙期の10月〜1月のみ、若干残業があります。また、大石溶接 の給与形態は年齢給と能率給の二本柱です。能率給に上限はなく、頑張れば頑張っただけ会社としても応えるようにしています。
社員の方はどんな方が多いですか?
ーー寡黙でシャイな人が多いですが、質問すればみんなノウハウなどを教えてくれます。10人いれば10人分のノウハウがあるので、未経験者は自分にあった方法を見つけて貰えたらと思います。
社員のみなさんの平均年齢を教えてください。
ーー現在の平均年齢は42歳で、30代40代が中心です。同業種の同世代はもちろん、20代の未経験者の若いパワーを待っています!
社員同士のイベントや交流会はありますか?また昼食はどうされていますか?
ーー会社として飲み会などの交流はなく、個々の交流やプライベートを大事にしている社員が多いです。昼食は会社の食堂をはじめ、思い思いの場所で取っています。
Q4.大石溶接さんの今後の事業展開について考えていることはありますか?
ーー新しい分野に失敗しながらも、チャレンジしていければと思います。色々な業界と交流する場に顔を出すことで、新しい業界との繋がりを作っています。周りからは「よろず屋」と言われていますね。地域から必要とされる会社になるのはもちろん、社員一人一人が成長していける会社にしたいです。
金属の加工溶接以外で、現在チャレンジしていることはありますか?
ーーここ数年では、CNF(セルロースナノファイバー)のレーザー加工にチャレンジしています。CNFは植物をナノサイズまで細かくし、樹脂と混ぜて固めた新しい素材で、車のパーツなど様々なことに活用しようと国が進めています。
当社では、丸穴はもちろん角穴、星形の様な鋭角の加工も可能で、厚さ0.25mmの100%CNFの加工にも成功しており「ここまで綺麗に抜けるところはない」と、素材の提供元から評価いただいています。まだ発展途上の素材と加工技術ですが、お客様と連携して製品を開発していきたいですね。
◆大石溶接さんで働く先輩社員へインタビュー◆
入社1年半の中島さんにお話を伺いました。
※以下、中島さんのコメントは緑色で記載しています※
Q.大石溶接での仕事の面白いところや、やりがいはなんですか?
ーー思った形に溶接できると気持ちがいいです。金属は溶接の熱でひずみが起こるのですが、それを予想してうまく形にできた時はやりがいを感じます。
Q.大石溶接さんで働く決め手は何でしたか?
ーーもともとは、県外で別の仕事をしていました。島田市の実家に戻ることになり、家に近い職場を探していた時に見つけたのが大石溶接でした。黙々と作業ができる環境なのが楽しいです。
Q.今後大石熔接さんでやってみたいこと、こうなりたい!などはありますか?
ーー任せて貰える仕事の幅を増やしていきたいです。仕上がりがとてもきれいで製品の精度も出せる先輩がいるので、その先輩のように技術を磨いて複雑な仕事を担当させてもらえるようになりたいですね。
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大石溶接さんより応募者へのメッセージ
大石溶接は、社員が作った製品が主役で努力が実る会社です。積極的にチャレンジしていく当社と、次の50年を一緒に頑張りましょう!