COLUMN周りの皆と一緒にはたらける方募集中「ナカダ産業株式会社」

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● 就職案内人:先 みる子さん

皆さん、こんにちは!就職ナビゲーターの"先 みる子"です。
「将来どんな仕事をしようかな?」と考えている若年層の皆さんに、仕事内容や職場の魅力はもちろん、どんな人材を求めているのかなどをご紹介して、皆様の就職をサポートしたいと思っています。
ぜひ 最後まで読んでください。

今回は島田市志戸呂にあるナカダ産業株式会社代表取締役蓑川(みのかわ)さんにお話を聞いてきました。

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● 代表取締役社長:蓑川 的人さん

こんにちは!ナカダ産業株式会社の蓑川です。高校生の工場見学、大歓迎です。活躍している先輩たちをぜひ見に来てください。

建築からスポーツまで!ネットで社会を支える会社

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みる子さん:早速ですが、ナカダ産業株式会社さんはどんな会社ですか?

蓑川さん:当社は、魚を獲るためのネット以外のネットを作っている会社です。建築現場で仕事をする際の安全を守るためのネットや、学校の防球ネット、ゴルフ場にあるネットをはじめ、獣害防止ネットなどさまざまなニーズにお答えしています。

みる子さん:どうして魚のネット以外の会社になったのでしょうか。

蓑川さん:もともと祖父が戦後まもない頃に、糸を作る仕事を始めたことがきっかけでした。そこから漁業用のネットをつくっていたのですが、漁業も安定しない業界なので、経営がなかなか難しいところがありました。

そんなとき、高度成長期と共に土木・建築業界でのネット需要が増えたこと、ゴルフ場開発などにネットが使用されたことから、漁業以外の分野に進出し、事業を安定させていきました。

みる子さん:いろいろな業界の仕事があるんですね。

蓑川さん:いろいろな業界の仕事ですが、基本はネットを作るというものなので、今の生産工場で生産できる仕事をとってくることで、会社や従業員に負担をかけずに売り上げを伸ばしていくことができ、安定した経営につながっています。

さらに働くみんなにもメリットがあって、会社が潰れないというのももちろんですが、さまざまな業界の仕事があるので、活躍できる仕事の幅も広がるんです。

ネットの生産を支える機械オペレーターと最終加工

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みる子さん:入社したらどんなお仕事をするのでしょうか。

蓑川さん:ネットの生産をする部署で、機械オペレーターとネットの最終加工のお仕事になります。

機械オペレーターは、機械を動かし、異常がないかを監視していただいたり、機械にかける糸の入れ替え作業などを行います。糸の入れ替え作業は1日のうちの3〜4時間程度かかります。機械1台につき、多いものだと800本程度の針があるので、チームで作業します。それを複数台対応するので、1日のうちの3-4時間かかります。入れ替え作業が同時に発生してしてしまうと生産効率に関わってくるため、生産工程管理や迅速な対応が必要になる仕事です。

ネットの最終加工は、機械で生産した網の大きさでは足りない場合、複数枚を繋ぎ合わせたり、納品後取り付けしやすいようにネットの周りにロープをつけたり、ミシンや手作業で加工します。スポーツ用の網ですと3000平米から4000平米あるものも当社でつくることができます。お客様からは、「あとは設置するだけという状態まで加工してもらえるから助かるよ!」と重宝されています。

みる子さん:入社後の研修はどのように行いますか?

蓑川さん:まずは会社としてどのように仕事が流れているのか、生産の流れ全体を把握してもらうことから始めます。その後、配属部署で約3ヶ月間、専属の指導担当をつけて、基礎から丁寧に指導します。

みる子さん:3ヶ月の研修後も、すぐに全てを覚えるのは難しいですよね?

蓑川さん:はい、当社はお客様のオーダーメイド商品も多く、それに答えるための特殊な業務も多いので、3ヶ月の研修後も、先輩社員などに相談しながら、少しずつできることを増やしていくという形です。

安定した経営と社員同士の関係性の良さが自慢

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みる子さん:これから就職を考える高校生へ、会社の自慢できる部分や特徴をアピールするとしたら、どのような点でしょうか?

蓑川さん:仕事内容というよりは、会社の雰囲気ですね。良い意味で、のんびりしているところです。当社は、従業員の方に長く働いてもらいたいと考えているので、無理なことはさせません。

仕事中は一生懸命働いてもらい、それ以外の時間は楽しんでもらう。ノー残業Dayを設けたり、有給休暇をとるときに理由は特に必要ありません。のんびりとした雰囲気や、社員同士の関係性の良さを見ていただき、地元で働くことの良さを感じてもらえたら嬉しいです。今まで採用した中には従業員が知人を紹介してくれたり、大切なパートナーと一緒に働いたり、姉弟で働いてくれている方もいます。

みる子さん:訪問時に、社員が社長に気軽に声をかけている様子が印象的でした。

蓑川さん:社員の平均年齢が若いというのも、活気がある要因かもしれません。2023年末で39歳と聞いています。新卒も入っているので、今はもっと若く、みんな元気です。

みる子さん:具体的に、社員の方が働きやすいように、何か工夫されていることはありますか?

蓑川さん:全体の社員数は30年くらい変わっていないのですが、機械の数を増やしたことで、生産量や売上高は増えていますが、残業時間は減らすことができています。適切な設備投資も積極的に行っています。

また、今年度から完全週休2日制になりました。以前は月に1回程度、土曜出勤日がありましたが、それを撤廃しました。

みる子さん:機械への投資も積極的に行っているということでしょうか?

蓑川さん:はい、ほぼ毎年投資しています。生産量を増やすための投資として、編み機を2台購入したり、生産効率を上げるために、機械に糸を乗せるための設備を2年に1台くらいのペースで入れ替えてきました。

必要なものは買いますが、生産設備への投資は一旦落ち着いています。今は、工場を中心に修繕などにお金を使っています。

地域の活動の応援や社員と家族ぐるみで交流

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みる子さん:ナカダ産業さんでは、社員のご家族の活動や山間地域との交流なども積極的に行っていると聞きましたが、どのようなことをされていらっしゃいますか?

蓑川さん:地域貢献の一貫で、社員のお子さんが所属する地元の少年団などに、活動費の寄付をしたり、地域のお祭りにも寄付をしています。

また静岡県の事業である、「一社一村しずおか運動」という活動を15年くらい続けています。社員とその家族を対象に、しいたけの菌打ち体験や、やまめのつかみ取り体験などを行っています。

みる子さん:地域の方との交流にもつながりますね。

蓑川さん:そうですね。笹間地区の皆さんにも社員との交流を大変喜んでもらってます。当社としても笹間の自然豊かな場所でリフレッシュできること、普段接点が少ない社員同士の交流の場になります。

ゆっくりと着実に会社も社員も豊かにしていく

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みる子さん:最後に、今後のビジョンについて教えていただけますでしょうか?

蓑川さん:無理に会社を大きくするのではなく、今ある仕事の延長線上で、ゆっくりと事業を拡大していきたいと考えています。そして、地域の方に、安定した雇用を提供できるようにしていきたいです。

みる子さん:無理なく拡大していかれるのですね。

蓑川さん:そうですね、私がまだ営業マンだった頃、とにかく売り上げをあげようと必死になっていた時もありました。その時、数字的にはあがっていましたが、生産現場に負荷がかかりすぎてしまい、結果、良い仕事でなかったことがありました。

社長になった今は、お客様にも社員にも無理をさせない仕事を心がけたいです。今できている仕事から少しずつ発展させ、ニーズに答え、持続していける体制づくりを目指し、金融業界での経験をもつ社員を迎え、会社も人も豊かにしていきたいと考えています。

当社に興味をもっていただけましたら、まずはお電話にてご連絡ください。工場見学やお話する機会を設けられたらと思います。

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担当:五條(ごじょう)
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